CD 輸入盤

交響曲第7番『夜の歌』 メータ&イスラエル・フィル

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HEL029647
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Israel
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー交響曲第7番『夜の歌』
メータ&イスラエル・フィル


2011年のマーラー歿後100周年に合わせて、メータがイスラエル・フィルを指揮したマーラーの第7交響曲が登場。2007年2月にテルアビブのマン・オーディトリアムで行われたライヴ演奏を収録したものです。
 メータによるマーラーの交響曲録音といえば、1975年収録の『復活』で有名なウィーン・フィルのほか、ロサンジェルス・フィルニューヨーク・フィルを指揮したものなどがあるなかで、現時点で終身音楽監督のポストにあるイスラエル・フィルとの顔合わせによるものがやはり点数も多く、すでに半世紀以上という固い結びつきをあらためて感じさせます。

第1番:1974年セッション1986年セッション(「花の章」付き)
第2番:1988年ライヴ1994年セッション
第3番:1992年セッション
第4番:1979年セッション
第6番:1995年セッション
第10番アダージョ:1992年セッション

2009年にウィーンで音楽出版社ウニフェルザール・エディツィオーンがおこなったインタビューによると、ちなみにメータがマーラーの交響曲を初めて聴いたのは、10代のときにボンベイでブルーノ・ワルターが指揮した第4番だったそうですが、第7番はメータにとって、バーンスタイン指揮ウィーン・フィルのリハーサルで間近に接した思い出の作品とのこと。
 そのインタビューで同時にまた、当時はまだ第7交響曲を知らなかったというメータは「経験がすべてであり、そういうわけで第9番とともに自分にはあまりに早すぎるとの判断から取り上げることを考えなかった」とも述べています。
 第7交響曲はメータも云うところの「たいへん錯綜とした内容」が特徴的で、マーラー作品に時折見られる5楽章形式のなかに、スケルツォを挟んで『夜の歌』という通り名の由来となる2つの「夜曲」を置くという構造や、さらに、両端楽章の対照的な性格付け、テナーホルンの音色が異化効果を生む第1楽章と、ある種の躁状態をおもわせるフィナーレとの落差もまた、謎めいた作風を際立たせるものとなっています。
 第7番同様に、第9交響曲についてもメータはようやく近年になって取り上げる傾向にあるようで、1997年の来日公演で取り上げていたことも思い起こされます。
 マーラーの演奏にあたり、メータはバーンスタインより「ストリート・ミュージックのように演奏するんだよ」とのアドバイスを受けたそうですが、その記憶も脳裏をよぎったのでしょうか。
 1936年4月生まれの巨匠メータはこの第7交響曲を指揮した時点で70歳を迎えていましたが、もっとも信頼できるオケを得て、確信に満ちた演奏内容を聴かせてくれるものと期待されるところです。(インタビュー内容引用出典 © Universal Edition)(キングインターナショナル)

【収録情報】
マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』

 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 ズービン・メータ(指揮)

 録音時期:2007年2月
 録音場所:テルアビブ、マン・オーディトリアム
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

=トラック・タイム=
I. 22:10+II. 14:25+III. 9:27+IV. 11:59+V. 18:12=TT. 76:13

収録曲   

  • 01. Mahler: Symphony No. 7 [76:13] : I. Langsam - Allegro [22:10]
  • 02. II. Nachtmusik I: Allegro moderato [14:25]
  • 03. III. Scherzo: Schattenhaft [09:27]
  • 04. IV. Nachtmusic II: Andante amoroso [11:59]
  • 05. V. Rondo-Finale: Tempo I (Allegro ordinario) Tempo II (Allegro moderato, ma energico) [18:12]

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
メータさんのマーラーとしては最も新しいも...

投稿日:2013/07/14 (日)

メータさんのマーラーとしては最も新しいものですし、これまでにディスクのない第7番といふのも興味が引かれます。とはいえ、イスラエルフィルとのマーラーは、これまで一つも感心したものはなし。それどころかむしろ第3番は大凡演だったし、第6番もひどかったな。で、この第7番。印象としては「甚だ楽天的」というのに尽きますかな。オケにはかなり自由度をもたせて手綱を緩め、他の演奏とは違うバランスで鳴っている個所が多いですな。明と暗の対比、陰と陽の変化展開はあまり感じられず、気分・感情表現ではなくて、音響作品としてこの曲を振ってみたというのがメータさんのアプローチなのでしょう。面白い個所は結構あって、特にリズム処理で卓抜な処理のところもあります。ただそういう基本姿勢にしては、フィナーレでの開放っぷりは物足りないなあ。特に打楽器が抑え気味で、迫力は今一歩。トータル、正直、そんなにいいとは思わなかったな。残念です。ライヴ録音ながら大編成オケをよくとらえた優秀な録音です。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

プロフィール詳細へ

マーラー(1860-1911)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品